こどもNISA、我が家も始めます。
ただ、最初に言っておくと、
こどもNISA=子どもの大学費用を準備するもの
とは考えていません。
我が家には、中学1年生の娘と小学4年生の息子がいます。
娘は13歳。
大学まであと数年なので、
これから積み立てるお金を大学の学費にするつもりはありません。
投資信託は、
私は最低でも10年、
できれば15年くらいの運用期間をとりたいと思っているからです。
では、こどもNISAは何のため?
我が家では、子どもの長期の資産形成のスタートとして考えています。
そして、教育費は教育費として、親のお金で準備する。
この考え方にたどり着くまでには、ちょっと長い道のりがありました。
娘を妊娠したのは2013年。
その頃の私は、まだ投資を始めていませんでした。
家を建てるタイミングでハウスメーカーから紹介されたFPさんに、
教育費など将来のお金について相談しました。
そこで勧められたのが、貯蓄性のある保険。
当時の私は、
「子どもの教育費は、こうやって準備するものなんだ」
くらいに思っていました。
しかも、娘を妊娠中なのに、
まだ生まれてもいない息子の分まで契約。
今考えると、気が早い(笑)。
でも、それくらい
「子どものためのお金は、親が今から準備しておかなきゃ」
と思っていたんですよね。
その後、息子を妊娠している頃に、私は投資を始めました。
といっても、最初から教育費を運用しようと思ったわけではありません。
自分のお小遣いで始めた、ほぼ趣味のような投資でした。
株主優待が楽しくて買ってみたり、売買してみたり。
そこからコロナショックも経験して、
投資との付き合い方も少しずつ変わっていきました。
一方で、子どもたちは成長していきます。
食費も増える。
習い事もある。
生活費も増える。
そんな中で、将来のために毎月10万円ほど払っていた保険料が、
だんだん家計に重く感じるようになりました。
「未来のためのお金を準備すること」と
「今の生活を守ること」。
どちらも大切なのに、
未来のために頑張りすぎることで、
今の家計が苦しくなっていたんです。
そこで、教育費の準備方法そのものを見直すことにしました。
今の私なら、子どもの大学費用など使いたい時までに期間があるなら投資
そして、親のNISAを活用する。
というのも、親自身のNISAすら、
まだ満額まで埋められていないという家庭も多いと思うんです。
だったら私は、
まず自分たちの枠を使う
ここを優先します。
我が家も、自分たちのNISAは優先で育てていくつもりです。
子どもの教育費だからといって、
必ずしも「子どもの名義の口座」で準備する必要はない。
誰のお金なのか。
いつ使うお金なのか。
そこを分けて考えるようになりました。
では、こどもNISAは何のために始めるのか。
私は、子どもの長期の資産形成のスタートとして考えています。
娘は13歳なので、
大学までの数年間で使う予定のお金を、
今からこどもNISAで準備するという考え方ではありません。
子どもNISAは18歳になると、現行の大人NISAに自動で移ります。
だからこそ、子どもにすべて渡すお金と考えています。
だから、無理のない範囲で少しずつ子どもの未来へ渡す。
ちょっとした生前贈与的な、感覚でスタート予定(笑)
そして大人になったとき、
進学するとき。
就職するとき。
一人暮らしをするとき。
結婚するとき。
何か新しいことを始めるとき。
そんな人生の節目に、
少し応援できるお金になっていたらいいなと思っています。
ちなみに、我が家は児童手当から5,000円積立でスタートする予定。
私は、子どものためなら、とにかくたくさんお金を残してあげたいとは思っていません。
もちろん、将来困らないように準備しておくことは大切。
でも、そのために今の生活を削りすぎるのは、
我が家の考え方とは少し違います。
家族で旅行に行く。
一緒にご飯を食べる。
今しかできない体験をする。
子どもと一緒に過ごせる時間を楽しむ。
これも、子どものためのお金の使い方だと思っています。
子どもが大きくなったら、
「昔、家族であそこ行ったよね」
と話せる思い出は、後からお金を出しても買えません。
だから私は、
将来のためのお金も準備する。
でも、今しかできないことにもちゃんとお金を使う。
このバランスを大切にしたい。
今回、こどもNISAを始めるにあたって、改めて思ったのは、
教育費と、子どもの資産形成は別に考えていい
ということ。
大学まで数年しかないお金と、
10年、15年、その先まで使わないお金では、置き場所を同じにする必要はありません。
我が家なら、
- 近い将来に使う教育費 → 親のお金として準備する
- 親自身の老後資金 → 親のNISAで育てる
- 子どものずっと先のためのお金 → こどもNISAで少しずつ育てる
そんなふうに分けて考えています。
もちろん、家庭によって収入も資産も、子どもの年齢も違います。
だから「こどもNISAをやるべき」という話ではありません。
親のNISAを優先するのか。
教育費を何で準備するのか。
子どものためのお金をどこまで準備するのか。
それぞれの家庭で、無理のない範囲で考えればいいと思っています。
私自身、10年以上投資を続けてきて、ようやく少しずつ分かってきたことがあります。
お金は、ただ増やせばいいわけじゃない。
いつ使うのか。
誰のためのお金なのか。
そして、今の暮らしにどれだけ使うのか。
そこまで考えて、初めて「お金を育てる」ことになるんじゃないかなと思っています。
子どもにたくさんのお金を残すことだけが、親にできることではない。
今、一緒に過ごすこと。
一緒に笑うこと。
いろんな景色を見ること。
そして、親自身も自分の人生を楽しんでいる姿を見せること。
そんなことも、子どもへの贈り物のひとつなのかもしれません。
こどもNISAには、そんな気持ちも込めて、無理のない範囲で少しずつ積み立てていこうと思います。
